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2013年12月

2013年12月28日 (土)

【内側追抜】靖国参拝

 国民の皆さん、これで安心して国のために死ねますよ。

   ――某首相

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2013年12月26日 (木)

失望した「教育再生実行」予算

 これは一体、何なのだ。想定の範囲内とはいえ、文部科学省の2014年度予算案には失望せざるを得ない。

 概算要求で初等中等教育分野の目玉だった「教師力・学校力向上7か年戦略」が実現しなかったのは、教職員定数のさらなる削減や教職員給与の優遇分縮減を求めた財務当局の強硬な主張に防戦を余儀なくされたという事情はあろう。しかし、そんなことは最初から分かっていたはずだ。政権の意思で突破してこその教育再生「実行」ではないのか。 

 先ごろ発表されたPISAの「好成績」にしても、学力向上に取り組んできた学校現場の犠牲的努力があっての成果だろう。よもや財務省の尻馬に乗って「現状でも学力は上げられるのだから定数改善は必要ない」とでも言うのか。しかも道徳教育や英語教育などさらなる過重負担を求めようとするのに、疲弊し切った学校現場の体力を放置したままで何が「再生」できるのか。

 極めつけは、大学等奨学金の「充実」だ。前年度比7万人増を要求していた無利子奨学金の貸与人数が前年度並みの2万6千人増に値切られたのは仕方ないにしても、有利子と合わせた貸与人数は3万4千人減の140万9千人で、3万人増の要求とは真逆になる。有利子の貸与人数が概算要求時の4万人減から6万人減に拡大したのは実績を踏まえたものだというが、これで本当に需要が満たせるのか。

 高校で給付奨学金が実現したことは本来、高く評価すべきことかもしれない。しかし、その財源は高校授業料無償化に所得制限を設けて捻出されたものだ。しかも74億円のうち、28億円しか計上されていない。残り46億円はどこに消えたのか。

 下村博文文部科学相は閣議後の会見で「経済再生と並んで安倍内閣の最重要課題に掲げる教育再生にふさわしい予算の実質的な確保はできたのではないか」と述べた。概算要求時に「一円たりとも減額されない姿勢で取り組む」と語っていたのは虚勢だったのか、という話はおくとしても、確かにいじめ対策や土曜日の教育活動、グローバル化対応など力を入れたい施策は一定盛り込めたのだろう。

 しかし学校現場の「骨」が細ってしまったのでは、いくら筋肉質を目指しても傷害を増やすばかりだ。安倍首相はじめ政権中枢とその取り巻きの方々はとことん戦後体制がお嫌いなようだが、戦争末期に戻って精神力と竹やりで戦えとでも言うのか。

 象徴的なのが、「情報通信技術(ICT)を活用した学びの推進」である。21億円の要求が、わずか4億円に削られた。政権が未来志向を軽視していることを、図らずも象徴してはいまいか。

 閣議後会見で下村文科相は、かねて検討を表明していた独自財源の確保策を次年度に提言したい考えも示した。しかし、いったいいつ実現する話なのか。教育改革の「ターゲットイヤー」とする2020年にさえ間に合うとは思えない。

 今回の予算案は「人からコンクリートへ」のバラマキ姿勢を明確にしただけでなく、現場の尻をたたく以外に教育再生を「実行」させる能力も戦略も持ち合わせていないことを露呈した。景気が上向いた時こそ先行き不透明な時代を見据えて教育にこそ先行投資すべきなのに、それは政権にとって「教育再生」には入らないようだ。

 アベノミクスがつまずけば後には債務がかさむだけで、教育予算をさらに圧迫することは目に見えている。そんな政権には、期待感より警戒感を強めざるを得ない。

 【過去の関連社説】
下村文教行政 警戒しつつも期待したい(2012.12.28)
「高等教育の無償化」本気で目指せ(2013.9.4)

 

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2013年12月 3日 (火)

【内側追抜】2015年大河は吉田松陰の妹

  NHKもようやく偏向姿勢を改めたようですね。

      ――某首相

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