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2022年6月

2022年6月27日 (月)

【雪ノ下鐘音】梅雨と鎌倉殿

▼梅雨時になると、必ずといっていいほど大学1年目を思い出す。4月に入った寮長部屋は附属のグラウンドに南面した棟の2階だったから、窓に座ると爽やかな海風が感じられた。一転したのは期替わりの6月、後ろの棟の1階に移ってからだ▼3人部屋に常時数人が出入りして雑魚寝する部屋から、中庭の雑草がみるみる伸びていくのを見ているだけで鬱々としてしまう。おまけに床下には暗渠(きょ)となった小川が流れていて、湿度は寮の中でも最悪だった。飲み残しのワンカップにボウフラが湧いて「だから今年は蚊が多いのか」という先輩の冗談にも、笑うことができなかった▼『幻想の都 鎌倉』(高橋慎一朗、光文社新書)を読んでいて、積年の疑問が氷解した。周囲を歩いて石碑を眺めていても大蔵御所の正確な場所は分からなかったのだが、同書によると西限は西御門川で堀の役割を果たしていたという。地図と照らし合わせると、まさに寮の下を流れていた小川ではないか。つまり寮生は、御所跡にまたがって住んでいたことになる▼警備上の悩みは、西御門地区の住民が近道だといって寮の中を通り抜けていくことだった。しかし同書には明治期、西御門川沿いに旧道があったとする。してみると師範学校の移転前から地元民の既得権だったのか…と馬鹿な想像もしてしまう。4棟あった当時は当然、入り口には門があった。それだけ思考を混乱させる梅雨が早くも明けそうなのは、水不足の心配にもかかわらず喜ばしく思える。

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2022年6月 8日 (水)

【内側追抜】クチボソの方針、閣議決定

「いやあ、院政は楽しいね」

   ――某元首相

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